実売上化 新着
このページで扱うトピック
このドキュメントでは、クレジットカード決済のプロセスと、1回の一部実売上化の利用方法について説明しています。
与信確保と実売上化について
クレジットカード決済では、与信確保(オーソリゼーション)と実売上化(キャプチャ)という二段階の処理が行われます。
加盟店がお客様のクレジットカードに対して課金しようとする際に、与信確保(オーソリゼーション)が行われます。このプロセスでは、決済処理事業者がカード発行会社に対して、カード保有者の利用限度枠とカードに問題がないことを確認します。問題がない場合、利用限度枠のうち、課金額分が確保されます。事前に与信確保を行うことで、実際に課金を行う前に、決済方法が有効なこととカード保有者が本人であることを確認し、チャージバックを予防することができます。
与信確保期間とは、与信確保が有効な期間です。この期間中に課金額を実売上化します。国によって異なりますが、日本では与信確保期間は通常30日間です。
実売上化(キャプチャ)では、課金を実際に行います。お客様の口座から課金額が引き落とされ、該当額が加盟店の口座に振り込まれ、取引のステータスが保留から完了になります。
実売上化の種類
実売上化には自動と手動の2種類があります。
自動実売上化
自動実売上化では、ディレイ期間の設定に基づいて実売上化が自動的に行われます。ディレイ期間とは、与信確保から実売上化が行われるまでの期間です。デフォルトでは、与信確保後すぐに実売上化が行われます。
手動実売上化
手動実売上化では、加盟店は与信確保期間内に各課金の実売上化をリクエストしなければいけません。
手動実売上化の種類は以下になります。
- 全額手動実売上化
- 1回の一部実売上化
- 複数回の一部実売上化
全額手動実売上化
全額手動実売上化では、与信確保された全額が実売上化されます。
以下が具体的な流れです。
利用方法
与信確保
トークンを使用してカードの与信を確保します
次の例では、カードトークンを使って70タイバーツの課金の与信確保を行います。
curl https://api.omise.co/charges \
-u $OMISE_SECRET_KEY: \
-d "amount=7000" \
-d "currency=thb" \
-d "capture=false" \
-d "card=$TOKEN_ID"
実売上化
次の例では、70タイバーツ全額を実売上化します。
curl https://api.omise.co/charges/$FULL_UNCAPTURED_CHARGE_ID/capture \
-u $OMISE_SECRET_KEY: \
-d "capture_amount=7000"
1回の一部実売上化
1回の一部売上化については、具体例とともに説明します。
たとえば、お客様が70タイバーツの商品を購入しようしています。加盟店はお客様のカードに対して、70タイバーツ分の金額を与信確保します。しかし、実際には40タイバーツ分の商品しか提供できず、お客様のカードに最終的に請求される金額は40タイバーツでした。与信確保されたものの実際に課金されていない残りの30タイバーツは、与信確保が解除され、その金額分の与信枠が開放されます。
お客様のカードに対しては、1回の一部売上化として40タイバーツが課金されます。
以下が具体的な流れです。
1回の一部実売上化を利用するには?
この機能を利用するにはサポートまでお問い合わせください。
利用例
与信確保
次の例では、カードトークンを使って70タイバーツの課金の与信確保を行います。
curl https://api.omise.co/charges \
-u $OMISE_SECRET_KEY: \
-d "amount=7000" \
-d "currency=thb" \
-d "capture=false" \
-d "card=$ANOTHER_TOKEN_ID" \
-d "authorization_type=pre_auth"
実売上化
次の例では、 一部額40タイバーツを実売上化します。
curl https://api.omise.co/charges/$PARTIAL_UNCAPTURED_CHARGE_ID/capture \
-u $OMISE_SECRET_KEY: \
-d "capture_amount=4000"
複数回の一部実売上化
現時点では、私たちはでは複数回の一部実売上化はご利用いただけません。