2021年は私たち全員にとって、試練の年となりました。新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、社員の安全を確保しながら、各市場の成長に備えて組織をスケールアップし、再編成を行いました。

ここで、1年の歩みを振り返ってみましょう。

成長

この1年間で、社員は147人から197人に増えました（34％以上の増加です！）。スキルを持った人材を増やし、より優れたサービスを創造するため、新しい（中にはお馴染みの）人材を迎え入れました。

さらに、これまでで最も多くの新卒者を採用した年にもなりました。海外在住の社員も採用し、そのうち16名が無事バンコクに到着しました。多様性を広げるための絶え間ない努力の結果として、社内には20以上の国籍と幅広い世代からなる多彩なメンバーが所属しており、そのことを誇りに感じます。

事業の拡大

2021年、Omiseは新たな市場にも進出し、各地域での存在感を強化しました。

10月のOmise Malaysiaの立ち上げに備えて、5名のコアメンバーを採用しました。これは、すべての事業国で現地チームを立ち上げるという目標に合わせた取り組みです。

合わせて、Omise Japanも新たなメンバーを迎え、サービス基盤を強化しました。日本の中枢からきめ細やかな技術サポートを提供するために、東京オフィスにテックハブを開設し、コンサルティング＆技術サービスチームを結成しました。

ケア

コロナ渦では、特に社員の心身の健康をどう保つかが課題となります。感染拡大が始まって以来、Omiseは社員の安全を優先し、リモートで業務を行ってきました。一方で、そうした環境で生まれる孤立感が負担となることにも気づきました。これからも必要なケアを提供し、全員が健全な状態を保てるよう援助し続けたいと思います。

新入社員のオンボーディングと転居サポート

オンボーディング・プロセスはすべてオンラインに移行され、効果を発揮しています。ピープルオペレーションチームは新入社員と密に連絡を取り合っており、肯定的なフィードバックが寄せられています。

それでも、リモートワークという孤立した状態で新しい仕事を始めるのはストレスになるかもしれません。そのため、私たちは、新入社員が歓迎され、リラックスして働けると感じてもらえるよう、最善の努力を払っています。

新入社員の自宅には、業務用のノートパソコンやリモートワークに必要なツール、Omiseグッズなどが入ったウェルカムパッケージが届きます。また、海外から来る社員に対しては、バンコクにおいてASQ（代替隔離施設）プログラムを開始しました。これは厳選されたホテルで自己隔離を行えるよう、そしてタイでの生活をスムーズに始めることをサポートするための取り組みです。

セルフケアキット＆メンタルヘルスサポート

現在の混乱の中で、不安やストレスを感じることもあります。私たちは、社員を常に気にかけています。そのことを知ってもらうために、おいしいフルーツや、マスク、ATK検査キット、ビタミン剤などのコロナ対策・必需品が入ったギフトボックスをお送りしました。また、Omiseではメンタルヘルスの支援プログラムも無料で提供しています。

感謝

これまで何度も困難な状況に直面してきましたが、Omiseの回復力は特筆すべきものでした。どんな問題が起ころうとも、私たちは常に障害を克服し、より力強く立ち上がってきました。これからも挑戦や失敗を恐れることはありません。

記念品の贈呈

優れたチャレンジ精神を持つ社員を称えるため、記念品のデザインを一新し、贈呈することにしました。例年、勤続5周年記念にトロフィーを贈呈していましたが、2021年からは新しく「ロッキング・ドール」が授与されます。

2021年には8人のメンバーにこの記念品が贈られました。これからもこうした機会がさらに増えていくことでしょう。

#Kudos — 感謝を表現する

社員への感謝と評価は、働きがいのある、そして健全な職場環境の推進に不可欠です。そんな思いから、社内のコミュニケーションチャンネルであるSlackに、新しいチャットルームを開設しました。

この新しいチャットルームの名称は「#kudos（賛辞）」です。このルームでは誰もが成果を投稿し、チームや他の関係者をタグ付けすることができます。このアプローチによって、組織全体で感謝の気持ちを増幅できるだけでなく、他チームの最新の取り組みをみんなが把握し、共有することができます。

これまでに163人以上の社員がこのチャンネルで「賛辞」を受けています。

2021年のOmiseは、事業やサービスの拡大に向けて、チームの再編や新しい人材の採用を行った年でした。困難な状況にあっても、Omise全社員は粘り強く、そして互いに助け合いながら荒波に立ち向かってきました。こうした特別な時期に立ち会えていることに感動を覚えます。

2022年も挑戦を忘れることなく、更なる冒険心を持って活動していきます。