2021年の総括~決済サービスのその先へ
2021年はOmiseが大きな変化を遂げた年となりました。決済サービスを提供するだけでなく、組織を再編成し、サービス領域を拡大させ、Eコマースの強化を行った年となりました。
企業としての成長に重点を置き、決済サービス企業からEコマースを促進する企業へとステップアップした年ともなりました。Eコマースの拡大に備えるため、チームを再編し、役員やチームリーダーを含む新しい人材の発掘を行い、社内の変革を進めました。
結果として、組織の規模が拡大しただけでなく、新規および既存市場での存在感を高め、サービス領域も拡大しました。
市場の開拓
マレーシアにおいては、成長を続ける同国のEコマース市場を取り込み、電子決済のインフラ強化を目的として、10月にOmise Malaysiaがサービスを開始しました。
また、パートナー企業との関係を強化するために、「ビジネス・パートナーシップ」という新しい部門を設立しました。結果、各国のパートナーには素晴らしい企業が加わりました。例えば、タイでは大手ホテル予約エンジンプロバイダーの「Travelanium」、日本ではホワイトレーベルCRMテクノロジープロバイダーの「Kinchaku」、マレーシアでは総合Webソリューションエージェンシーの「Sweetmag Solutions」などが含まれます。Omiseは、こうした多様なパートナーと共に、各業界に関する知識や情報を得て、より良いソリューションを提供していくことを目指しています。
決済サービスのさらなる強化
決済サービスはOmiseが最も精通している分野です。これまでも、事業者やそのお客様が活用するEコマースをサポートするため、利便性の良い新しい決済方法を追求してきました。
2021年には、マレーシアのオンラインバンキングチャネルである「FPX(Financial Process Exchange)」との連携によって、マレーシアの大手銀行19行を対象に、リアルタイムで手軽に送金できるサービスを開始しました。タイでは、大手電子ウォレット企業である「Rabbit LINE Pay」による決済がスタートしました。
決済体験の強化に向けた取り組みは、決済サービスの改善だけにとどまりません。「TrueMoney」と「Citibank Thailand」との提携を深め、「TrueMoney Wallet」へのチャージ方法として「Citi Ready Credit」が選択できるようになりました。11月には、電子決済および銀行業務のテクノロジープロバイダー「 i2C」 との提携が始まり、クレジットカードの発行サービスがスタートしました。
2022年に提供開始予定のサービス
2022年には、サービスや決済方法に関する複数のアップグレードが予定されています。
Omiseのダッシュボードを一新し、デザイン性の高いウェブサイトとよりスムーズな操作を実現します。
加盟店にとってより簡単でより使いやすい決済リンクである、次世代のサービス「Payment links+(リンク型決済プラス)」の提供が始まります。
アジアの大手電子ウォレット9社を含む新しい決済手段「Alipay+」が、Omise加盟店のオンラインストアでも利用できるようになります。
ほかにも、PGaaS(サービスとしての決済ゲートウェイ)やクレジットカードの発行など、成長するEコマースのエコシステムをより適切にサポートするための新しいサービスや、モバイルバンキング、分割払い、電子ウォレットへの対応など、幅広い決済方法を提供していきます。
2022年は長い旅になりそうです。気を引き締めて進んでまいります!
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