Omise、シンガポールでAlipay+の提供を開始。ボーダーレスなデジタル決済でECビジネスの海外展開をサポート
2022年1月25日、シンガポール発。東南アジアでEC企業の決済パートナーとして展開するOmiseは、本日、シンガポールのECビジネス向けにAlipay+(アリペイプラス)を正式に導入することを発表しました。これによりシンガポール国内のEC事業者はAlipay+を活用したボーダーレスな決済が可能となり、海外の消費者に向けたオンラインショップを展開できるようになります。
Omiseは、2017年からシンガポールの企業へオンライン決済サービスを展開してきました。現在は同国内の小売業からサービス、ソフトウェアまで、多様な分野の中堅企業、大企業に決済サービスを提供しています。
2020年にローンチされたAlipay+は、アントグループが運営するクロスボーダーのデジタル決済およびマーケティング・ソリューションサービスです。マレーシアの「Touch‘n Go eWallet」、タイの「True Money」、フィリピンの「GCash」、韓国の「Kakao Pay」、中国の「Alipay」と「AlipayHK」など、Eウォレットと銀行アプリを含む、幅広いデジタル決済方法をサポートしています。今回のAlipay+との連携により、Omiseは、ビジネスを拡大したいシンガポールのEC事業者と、デジタル決済を利用する世界中のユーザーの取引を決済面でサポートできるようになります。
2020年には、ネット通販市場が大きく拡大したことをきっかけに、多くの企業がネット市場に参入しました。結果、競合相手が増加する状況となり、各企業は成長の機会を求めて国外の消費者に目を向け始めています。報告によると、2020年に全世界でネット通販を利用した2人に1人以上が、海外のウェブサイトを利用していました[1] 。シンガポールにおいても昨年、BtoCのEC総輸出額は14億ドルに達しましたが、そのうち、零細・中小企業(MSMEs)による取引が約45%を占めています[2]。
Omise SingaporeのカントリーマネージャーであるGwendolyn Chia氏は次のように述べます。「シンガポールのEコマース業界は競争が激しく、既存企業と新規企業が既に飽和状態の市場でシェアを奪い合っている状態です。そうした中で、現地企業が収益を高め、新たな収入源を創出するために、海外のユーザーにとって利便性の良い決済方法を増やすことはとても重要です。Omiseでは、国際商取引の可能性を広げるだけでなく、将来に向けたグローバルな決済戦略を支援すべく、常に最前線でお客様に適切な決済方法を提供できるよう努力をしています。今回のAlipay+との提携により、Omiseは、国際的な事業展開を新たなレベルへと引き上げ、EC事業者に対して利用可能な決済オプションをさらに増やすことができました」
加えて、Alipay+との連携により、複数の決済方法を統合管理できるだけでなく、為替や資金決済、コンプライアンスなど、決済に関係する複雑な問題が解消され、EC事業者は、ボーダーレスな国際間の決済をスムーズに、そして迅速に処理することができるようになります。
アントグループのグローバル・マーチャント・パートナーシップの南・東南アジア担当ゼネラルマネージャー、Cherry HUANG氏は次のように述べています。「アジア市場が急速にデジタルへと変革を遂げる中、効率的なデジタル決済と顧客体験の必要性はかつてないほど高まっています。Alipay+は、海外に進出しようとする企業が抱える課題、つまりボーダーレスなデジタル決済をどう適切に行うかという課題を打開するために考案されたソリューションです。私たちはOmiseとの提携により、より多くの現地企業が世界中のユーザーに対して、効率的、そしてストレスなくアプローチでき、同時に事業者のビジネスを新たなレベルへと引き上げていくことを目指しています」
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